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動線の始まり
掃除機を手に取り、リビングの端から動き始める。ヘッドを床に沿わせながら窓際へ向かうとき、かつてはそこで必ず手が止まった。
床に置かれた植木鉢。その脇に積み上がった小物。持ち上げて、移動させて、また戻す。掃除という動作の中に、別の動作が入り込んでいた。
摩擦の提示
床に直接置かれた植木鉢は、それ自体は問題ではない。問題は、「そこにあること」が動線を分断する構造にある。
ヘッドを引く角度を変える。鉢を持ち上げる。床の状態を確認する。鉢を戻す位置を見直す。この一連が、週に何度も繰り返されていた。掃除が終わったとき、手がもう一度窓際へ戻っていた。
道具の必然性
ferm LIVING Plant Box Sは、粉体塗装されたスチール製のフレーム構造で作られている。底面は閉じており、プランターをそのまま収める形になっている。
幅60cm、奥行き25cmで、壁際に沿わせやすい寸法になっている。細い脚が床面を開け、高さ65cmの位置で収納が完結する。ヘッドがその下を通る。持ち上げる動作が、そこで消えている。
四角い輪郭が壁際に収まりやすく、脚が細いため床面が視線に残る。粉体塗装の表面はマットで、光が当たっても反射が散らない。

変化の描写
掃除機のヘッドが、Plant Box Sの脚の下を通過する。手は止まらない。視線もそこで留まらない。
窓際の光がボックスの側面に当たり、細い脚の影が床に伸びている。植物の葉が数枚、フレームの上から出ている。内側には読みかけの本が一冊、背を上に向けて収まっている。ヘッドはすでに次の場所へ移っている。
注意点
水やりの際は、鉢受けを使用する。ボックス内に水が溜まる構造ではないため、直接の水やりは底面へのダメージになる。鉢受けをあらかじめ用意しておくと、この動作もスムーズに組み込める。
選択がすでに終わっている状態
Plant Box Sは、窓際にある。動かす必要がないから、そこに置いたままになっている。
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窓際の高さに、春が収まっている|note


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