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焚き火が小さくなる頃、クッカーの置き場が地面に戻っている。調理を終えるたびに、鍋がコンテナの上に積まれ、スプーンが椅子の座面に並ぶ。次に手を伸ばすと、別の道具が先に動く。避けて、探して、また戻る。その往復が、夜の作業の中に繰り返し挟まっていた。
地面に置いたギアは、踏む前提で避け続けることになる。コンテナの天板は、出し入れのたびに上の道具が動く。定位置が決まらないまま、調理と片付けの動作が何度も途切れていた。

インディアンハンガー Lサイズは、アルミニウム6061のポールで構成されている。脚部がA型に広がる構造で、地面の凹凸があっても自立が保たれる。ポール内部にはショックコードが通っており、接続時にパーツが引き寄せ合う。横棒にSカンやフックを通せば、クッカー・食器・グローブなど形状の異なる道具をそのまま吊るせる。収納時はポーチに収まるサイズまで折り畳まれる。

夕方、調理スペースの端に立てる。黒いフレームが地面に接する面積は狭く、椅子とコンテナの間にそのまま立っている。横棒の高さは、立ったまま手を伸ばして道具を掛けられる位置にある。クッカーを掛けた瞬間、ポールの接続部から金属が擦れる音がかすかにし、フレームが重みでわずかに沈み込む。その後、静止する。
調理が終わるたびに、クッカーを横棒に戻す。グローブをフックに通す。視線は次の動作へ向かっている。地面を探すことなく、手が定位置へ伸びている。
横棒に並んだクッカーとグローブが、火の揺れに合わせてわずかに動いています。
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