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作業の合間に立ち上がり、キッチンへ向かう。
冷蔵庫を開け、ドアポケットから筒状のガラス本体を取り出す。
ステンレスの台に置いたとき、表面に微かな水滴が光を受けている。
取り出した後、注ぎ口の向きを目で確認していた。
蓋を指先で捻るための一拍が、毎回挟まっていた。
グラスに向き直す前に、手が戻っていた。
KINTO CAPSULEの蓋は、重力によって開く構造を持つ。
円柱の側面を片手で掴み、グラスへ向けて傾けると、蓋が自重で浮き上がり隙間が生まれる。
向きは問わない。
フィルターを通り抜けた琥珀色の液体が、その隙間から落ちていく。
垂直に戻すと蓋は閉まる。
指先が蓋に触れることなく、一連の動作が完結する。
片手で掴んだまま傾ける。
液体がグラスへ落ちる。
本体をドアポケットへ戻す。
視線が途中で外れない。
手が戻らない。

ステンレスの台の上にグラスが置かれている。
琥珀色が底から積み上がっている。
次の動作は、すでにそこから始まります。
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