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夜、ベッドに横になる前に手を伸ばす場所が、コンセントの位置で決まっていた。

サイドテーブルをどこに置くかより、コードが届くかどうかを先に確認していた。
壁際から引っ張られたコードが、テーブルの縁を越えて床まで垂れている。
就寝前にランプを消そうとして、一度起き上がる動作が挟まることもあった。
枕元の灯りを調整するだけの動作が、身体の位置を変えることを前提にしていた。
&Tradition FLOWERPOT VP9 は、コードを持たない。
シェードはポリカーボネート製の二重半球構造で、光源が視界に入らない位置に収まっている。
本体の自重は0.8kg。
片手でサイドテーブルに置いても、動かない重さがある。
充電はUSBで完結し、満充電の状態でそのまま持ち運べる。
シェード上部のタッチパネルに指先が触れると、光の強さが段階的に切り替わる。
スイッチを探す必要がなく、触れた場所がそのまま操作点になっている。
枕元に置く場合、テーブルの端より少し内側が収まりやすい。
ドーム型のシェードがテーブル面へ影を横に広げ、天井への光の散乱が抑えられる。
就寝前のタッチ一回で光量が落ち、そのまま横になれる体勢が続く。
有線のランプと並べたとき、違いが出るのはコードの取り回しではなく、置く位置だ。
コンセントのない壁際、窓際、あるいはベッドの中央寄りにも、位置を変えながら使える。
充電の周期は使用時間によって変わるため、
週に一度程度、日中に充電台へ戻す動線を決めておくと、夜に電池切れが起きない。
シェード表面はポリカーボネートのため、布製と比較して拭き取りで手入れが完結する。
光の色は固定で、調光は明るさの段階のみ対応している。
春から夏にかけて寝室の気温が上がる時期も、光の熱感はほぼ生じない。
タッチが終わり、手が離れる。
光が落ちた状態で、視線はそのまま動かない。
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