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春の夕方、キッチンの床の隅に段ボール箱が置かれている。窓の外が薄暗くなり始め、室内の光が弱くなっている。箱の前にしゃがみ、カッターでテープを切る。
備蓄品が、複数の場所に分かれている。棚の上段、コンテナの中、押し入れの奥。賞味期限を確認するたびに、複数の場所を順番に開けていた。食数が足りているか確認するために、袋を数え直す一拍が毎回挟まっていた。動作が途中で戻っていた。

アイリスオーヤマの非常食セット10種28食セットは、一人分の一週間の食糧が一箱に収められた構成だ。アルファ米はご飯を急速乾燥させた構造で、常温で保存できる。袋のまま積み重なっている。レトルトパウチはアルミ層を含む多層構造で、気密性と遮光性により内容物の劣化を抑制する。各袋はスタンドパック形式またはパウチ形状で、箱の中に垂直に整理した状態で収まる。製造から約5年の保存が可能で、お湯または水を加えるだけで調理でき、レトルトは常温のまま喫食できる。

箱の蓋を開けると、銀色のパウチが重なっている。一番上のアルファ米の袋を手に取り、表面に印字された西暦の数字を目で追う。期限を確認し、袋を箱の隙間へ戻す。棚を開ける動作は発生していない。一箱の点検で、在庫の確認が終わっている。
箱の蓋を閉じる。段ボールが、キッチンの隅に残っています。
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