朝の調理台と時間の分離

キッチンに置かれた、タイマーダイヤルの付いたステンレス製のホットサンドベーカー 生活改善グッズ

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春の朝、キッチンに立つ。窓から日差しが入り、調理台の面が明るくなっている。コンロの前に立ち、フライパンにパンを置く。焼き色が均一につくまで、火加減を注視し続ける。

パンを裏返すタイミングを逃さないために、コンロの前から離れられない。コーヒーを淹れる、カバンに荷物を入れる、着替えを確認する。それらの動作がすべて、フライパンの前で途切れていた。朝の準備の動線が、コンロの前で止まっていた。

VWH-600は、フッ素樹脂加工を施したアルミダイキャスト製のプレートで上下から食材を挟むプレス構造だ。前面のタイマーダイヤルを回して時間を設定すると、設定時間の終了とともにベルが鳴り、自動で電源が切れる。加熱中に機体の前で待つ必要がない。プレートは着脱式で、付属のワッフルプレートとマルチサンドプレートに加え、別売りのオプションプレートに交換することで調理の用途が変わる。ポワソン(魚型)プレートでは成形焼き菓子が、パニーニプレートでは圧着焼きが可能になる。

パニーニプレートはフランスパンを圧着して焼くこともでき、バインミー風のアレンジにも応用できる。ドーナツプレートでは型抜き調理が可能になる。本体底面にはコードホルダーがあり、縦置き収納ができる。

食パンをプレートに載せ、蓋を閉じてレバーを固定する。ダイヤルを回して時間を設定する。ステンレスの縁から白い蒸気が立ち上り始める。視線はキッチンを離れ、別の準備へ向かっている。

ベルが鳴る。機体はその位置に置かれたまま、蒸気だけが消えています。




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春朝、金属の熱と白い蒸気|ウクク

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