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設営を終えた椅子に腰を下ろし、背もたれに手をかける。テーブルの端に、ボトルが置かれたままになっている。強い光がテーブルの天板で白く反射し、ボトルのマットな側面に影の輪郭を落としている。
以前は、手にしていたペグハンマーをいったんテーブルに置いてから、両手でキャップを回していた。蓋が外れるまでの回転数がある。飲み終えたあとも、同じ工程を逆向きに繰り返す。水分を摂るたびに、動作がその場で折り返していた。

REVOMAX 592ml V3のキャップは、3つのボタンが天面に並ぶ物理構造になっている。SUS316の内壁とSUS304の外壁の間に真空層が存在し、外気温の熱伝導を遮断する。本体の内圧が変動しても、バルブが炭酸ガスを制御する機構が組み込まれている。口径は約44mm。キャップはパッキンごと分解できる設計になっており、炭酸飲料を入れたまま持ち運べる密閉性を物理的に担保している。

指先で3つのボタンを同時に押し込む。内部から炭酸が抜ける短い音が届く。飲み口が開いている。ハンマーはまだ手の中にある。ロックは中央のリングを引き上げるだけで完了する。次の動作までの折り返しがない。
テーブルの端にボトルが戻されている。影が少し伸びている。
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